コリン

コリンは、循環器系と脳の機能、および細胞膜の構成と補修に必要な栄養素の一つで水に溶けるものです。一般的な食事ではコリンは、卵黄やレバー、小麦の芽、大豆、カリフラワ一などに多く含まれています。これは、ビタミンB群が豊富に含まれている食品とほとんど一致するので覚えておくことは難しくないように思います。特に、卵黄にはコリンが非情に高い濃度で含まれています。コリンの歴史は長く、ドイツ人博士レアドルフ・ストレッカーにより1862年に発見ました。その後特別な研究はなされていないのですが、ヒトに関しては1998年にはアメリカ医学研究所の食品栄養委員会によって必須栄養素と認定され、適正摂取量が定められました。

さて、ペットにおいてはどのような効果が期待されるのでしょうか。コリンは、細胞壁の膜中にホスファチジルコリンと呼ばれる形で含まれています。コリンはペットの神経インパルスが正常に働くために必要と考えられています。また、コリンは脂肪の健全な代謝にも必要で、コリンがないと脂肪が肝臓に蓄積すると考えられています。コリンは身体内で、自然に産生するのですが、品質の低いドライフードや、十分な栄養を含んでいない手作りの食事を与えられている犬は稀にコリン欠乏に陥るようです。

これらに効果に加えてコリンは、神経系疾患、てんかん、運動失調、神経変性疾患、認知障害、心疾患、疲労、肝炎や糖原病性脂肪肝および中毒清肝傷害などに伴う肝臓の問題と多岐にわたる疾患の治療に効果があるとこが知られています。更には、甲状腺疾患の犬などにみられる血中コレステロール濃度の高いペットの治療にも有効であることが知られています。

過剰なコリンの量投与による副作用には鼓腸や下痢がみられます。また、貧血が起こる可能性もあるので十分に注意しましょう。

 

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